2012年10月5日金曜日

真実の架け橋

テモテヘの第一の手紙 2:4-5 JLB


神様はすべての人が救われて、真理を理解するに至ることを、切に望んでおられるからです。  その真理とは、こうです。 神と人間とは、それぞれ別の岸に立っています。 そして、人となられたキリスト・イエスがその間に立ち、ご自分のいのちを、全人類のために差し出すことによって、両者の橋渡しをされたのです。
これこそ、神様が時にかなって私たちに示された教えにほかなりません。



主イエスの存在は、ただの歴史上の偉人だけに留まらず、

創造主である神と、私達人間の間に立つ

まことの救い主であるということだ。



創世記に詳しく書かれているのだが、

(読者の皆様は是非、聖書の中にある創世記を読んでいただきたい。)

アダムは神によって形造られた。

神は、そのアダムを心から愛おしく思っていたし、

アダムも、神様が素晴らしい世界を自分のために

備えて下さった事を、心から喜んでいた。

アダムにとって、神はもっとも必要な存在であり、助け主だった。




心から信頼して、いつもアダムは満たされていた。

彼の全身は、神の愛で包まれており、神の栄光で光り輝いていた。




さて、毎日の生活は神が備えて下さった園の中にある木から

必要な果実を食べられた。

神の愛情があまりにもすばらしいので、

アダムはいつも満足であり、寒さや寂しさを感じる事は無かった。





聖なる日には、神が風と共にやってこられ、

神はアダムを可愛がり、

アダムは神を心から慕い、

その愛は栄光で輝いていた。
 




アダムは、いつも必要を満たされ、いつも喜んでいたのだが、

ある時、神は、アダムの歩みを見て、

アダムがひとりでずぅっと居ることは良くないと感じていた。





そこで、アダムに眠りを与えられ、

彼が深く眠っている間に、

アダムにとって必要な女性を創造されたのだ。





アダムは一人でも生きて行ける、しかし、神の目から見れば、

アダムがこの地上で生きてゆくために、

アダムと神だけの信頼の交わりだけでは無く、

もっと、愛の溢れる世界を、神は望んでおられた。





アダムは目を覚まし、近くに女性がいた事で、

改めて神からのサプライズに喜び踊った。

己の骨と肉から生まれた女性を

心から喜び、名前をエバ(イブ)と付けたのである。






さて、ある時、

神が創造されたアダムとエバを遠くから観ている者がいた。

それは、遠い昔、

神に愛され、神が喜ぶ音楽を奏でる天使がいたのだが、

その天使はあるとき、自分が神のようにありたい、と

思うようになった。






天国では、創造者である神ご自身が、

唯一まことであったにも関わらず、

音楽家であった天使の暴動により

天国は大変な事態になってしまった。





そこで神は、音楽を奏でる天使と、それに付いていた者たちを

天国から追放したのだった。

その者が、ずうっとアダムとエバを妬む心で観ていた。





彼は、復讐のチャンスを伺っていたのだ。

神が創造した世界を破壊するために、

大きな計画を実効したのだった。

彼は、蛇となってイブに近づいて行き、耳元で囁いた。





イブは初めて聞く声に戸惑いながらも、

神との約束を思い出し、蛇に語った。

イブはまんまと、蛇の姿でやってきた彼の声に騙され、

神との約束を破ってしまった。





その途端、

アダムとイブが身にまとっていた神様の愛の栄光が消えてしまい、

二人は裸になってしまった。





もう以前のようには戻れなくなった二人は、

近くにあった葉っぱで、なんとか裸を隠した。





そんな時に神様は風を共に降りてこられたのだが、

愛が消えてしまい、色あせてしまった園に

アダムとエバの姿が無い、

神は全力を使い、アダムとエバを探した。

まるで宝物を無くしてしまった主人のように。





アダムとエバ(らしき人間?)を見つけたのだが、

その体には神の愛と栄光が削がれ、

真っ裸になってしまった二人の人間がいた。





もうどうすることも出来ない。

神があまりにも聖なるお方であり、

ここにいるアダムとエバは、

あまりにも罪で満ちていたからだ。





そこで神は、

新しい計画を二人に語った。

後の時代に必ずや、人間と神の架け橋となる存在が現れることを、

神は約束したのだった。




すっかり汚れてしまったアダムとイブは、

この園から出てゆかなければならない。

神は、この二人の為に、

この厳しい世の中を生きてゆくために安全な

動物の毛皮で出来た衣を着させ、

エデンの園から旅立たせた。





そして、数千年後。

神と私達人間を繋ぎ合わせる神のひとり子イエスを

この地上に使わされたのである。





あのアダムがエデンの園の中で、

神の栄光と愛に包まれていた時のように、

今を生きる私達一人一人を、そのようにしたいと、

神様ご自身が、心から望んでおられるのである。

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